QueryEye News Release
ニュースリリース
発表日 2013年12月2日

クチコミ連鎖がApp Storeランキング急上昇を誘発する模様を動画化
名古屋大学大学院とクエリーアイの共同研究
情報処理学会にて発表

クエリーアイ株式会社(名古屋市中区、代表取締役水野政司)と名古屋大学大学院情報科学研究科安田孝美教授の研究グループはApp Storeのランキングが急上昇する前後にTwitterでのクチコミの連鎖がどのように発生しているかを動画で可視化することに成功しました。


この共同研究成果は情報処理学会情報システムと社会環境研究会(2013年12月2日開催)にて名古屋大学大学院情報科学研究科博士前期課程 細江成洋が発表いたします。

本共同研究の動画では2012年7月1日〜2013年5月31日までの11ヶ月間のApp Storeランキング有料総合カテゴリの全てのアプリと同期間中のURLを含む全てのTwitter Stream情報を対象としました。

2011年にApp Storeのランキングが急上昇する前には誘因因子としてアプリへの誘導URLとアプリ関連情報サイトのURLがTwitter上に増加することが両者の共同研究で明らかにされました。今回の共同研究では、アプリへの誘導URLを拡散するTwitterユーザー同士の情報伝播がどのように発生し、誰と誰が繋がっていて、情報が拡散していくのかを可視化することができました。

過去の研究事例では単語が伝わっていく情報伝播ネットワークを可視化することはありました。本共同研究では、急激に商品が売れる背景に商品購入用URLと関連情報URLの情報が伝播していく様子を可視化することに成功しました。

消費者が物品を購入するためのランディング・ページ(買い物かご)への誘導経路は検索や広告が主なものでした。本共同研究では、インターネットで物品を購入するに至る認知と購買数増加の一般的概念として「URLの拡散」がSNS時代のキーワードとなりうる証左であると共同研究チームは考えています。

【関連URL】
情報処理学会 情報システムと社会環境研究会 http://ipsj-is.jp/2013/11/is126/
本発表論文のダウンロード 情報処理学会電子図書館:「ソーシャルメディアにおける情報伝播ネットワークの可視化とアプリストアに与える影響についての統計的解析」
YouTube動画 https://www.youtube.com/watch?v=hM97H0-ocJo
名古屋大学大学院情報科学研究科 安田研究室 http://www.mdg.ss.is.nagoya-u.ac.jp

【本リリースURL】http://queryeye.com/jp/news/20131202.html

【クエリーアイ株式会社】
クエリーアイはデジタルコンテンツをグローバル市場で販売・促進していくためのマーケティング・システムを研究/開発/販売するマーケティング・テクノロジー・カンパニーです。

【名古屋大学大学院情報科学研究科教授 安田孝美】
2003年より現職。工学博士。研究分野は電子社会設計論 / メディア社会論 / コンピュータ・グラフィックス。市村学術貢献賞、科学技術庁長官賞、情報処理学会坂井記念特別賞等。

【お問い合わせ先】
クエリーアイ株式会社  担当:水野政司(みずのまさし) info @ queryeye.com
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